岡山県井原市|Everybody is a star!

活動やお知らせIBARA Story

もう一度みんなの故郷の景色を作ろうと奮闘する行動力

もう一度みんなの故郷の景色を作ろうと奮闘する行動力

「甲山(かぶとやま)」をはじめとする豊かな自然が広がり、元気な高齢者と子どもたちに出会えるまち。そんな西江原地区は、扇の一射必中の故事にあやかり受験生たちの参拝が絶えない、「那須与一ゆかりの地」でもあります。「みんなの故郷の環境づくり」に力を入れる、西江原まちづくり協議会・事務局長の宗高さんにお話を伺いました。

宗高さんは45年間、井原市外で高校教師や県庁職員、県立大学教授などとしてご活躍してこられたそうです。「いつか地元に帰る予定ではあった」と話す宗高さんは、地元からの熱烈なラブコールに応える形で、西江原公民館の館長に就き、10年間務められました。平成24年の1月には、西江原の町民たちと協力してまちづくり協議会を設立し、事務局を公民館に置きました。現在宗高さんは公民館長はご退任され、協議会の会長として活動されています。

高齢者の元気と、子どもの郷土愛

協議会を立ち上げる際にとったアンケートで、高齢者の元気と、子どもたちの郷土愛が西江原の魅力であるという結果が出ました。宗高さんは、その2点にまちづくりの切り口を見出したようです。自然豊かな西江原地区では子どもの頃は、川で魚を獲ったり泳いだりと自然に触れる機会が多かったですが、農業人口が減り機械化が進む中で、親しんできた故郷の景色が遠くなってきたそうです。

もう一度みんなの故郷の景色をつくろう!

そこで「もう一度みんなの故郷の景色をつくろう。」と、まちづくり協議会が西江原の象徴的な存在である「甲山(かぶとやま)」の整備をはじめ、散策会、和太鼓チームの結成、児童踊りの保存、河川整備など、多岐にわたる取り組みを行ってきました。教師や県庁職員としての経験で得た「魅力を多くの人に伝え、さまざまな声に耳を傾けること。」が、今の活動に生きていました。

井原市西江原地区は、源平合戦の屋島の戦いで活躍した弓の名手、「那須与一」ゆかりの地でもあり、与一公を偲んで建てられた供養墓もあります。戦の命運を分ける大一番で、小舟の上で揺れる的を見事一矢で射抜いた故事にあやかって、この墓は古くから「願い事が叶う」と伝えられてきました。宗高さんは、そんなロマンある歴史を誇らしげな様子で教えてくれました。

これからも高齢者の元気と、子どもたちの郷土愛を育むために様々な活動を続けていきたいと、目標を持って活動する姿は輝いて見えました。