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昔ながらの遊びで育む、新しい繋がりと「ふるさと愛」

昔ながらの遊びで育む、新しい繋がりと「ふるさと愛」

すごろく、竹弓、鮎のつかみ取り…。日本の古き良き時代を思い出す「遊び」の数々。幼児から高齢者まで、世代間を超えた住民たちの温かい繋がりに触れました。そんな「子どもたちと地域の人との関係づくり」に着目し、ひとづくり・まちづくりに関わる藤井さんにお話を伺いました。

藤井さんは、「荏原小学校区ひとづくりネットワーク運営協議会」会長と「まちづくり協議会子育てサポート部会」部会長を務め、ひとづくりとまちづくりの両方を連動させた活動を行っています。

子ども・保護者のニーズをサポート

活動のきっかけは、「子どもたちが外で遊ぶ経験が少なく地元を知らずに育っていると感じた」こと。小学校に長年勤務した後、不登校の子どもたちの適応指導教室に勤めた経験から、子ども・保護者と周りの人との関係づくりの必要性を痛感したのだそうです。そこで地域の「遊びの先輩ボラ」の手ほどきを受け、地域の自然を活かし、家から出て遊ぶ場として「キッズ広場アソボー」の活動を始められたのが、8年前のことでした。

地域の自然を活かす手作り遊びの楽しさを知る子に

「キッズ広場アソボー」では、40人の「遊びの先輩ボラ」たちが、毎月季節に合わせた遊びを紹介し、地区の子どもたちと一緒に遊んでいます。荏原の「北条早雲まつり」で子どもたちが「早雲隊」となって着る段ボール甲冑作りや、今では見かける機会が少なくなった「竹弓」「竹の水鉄砲」などの竹細工、自然を活用した「池でのフナ釣り」「小田川での鮎のつかみ取り」「高越山での竹の窯飯やパン」「アスレチック」など、地域の歴史や伝統文化にも親しめる遊びを伝え続けています。

郷土の歴史・伝統文化を地域で学ぶ

小学5年生が郷土の偉人である北条早雲公を学ぶ「ふるさと学習」で考案した早雲公すごろくは、ひとつひとつのマス目を自ら調べた情報で作成しました。大人が知らなかった内容までよく調べてすごろくにしていると嬉しそうに話されていました。また、作成したすごろくを地元織物会社提供のデニム生地で、「ジャンボすごろく」にして、荏原地区のイベントで披露・活用しています。

「地域の子は地域の宝」「子育てしやすい地域づくり」をみんなの手で

未就学児には幼稚園・公民館での「にこにこ広場」、幼稚園児・小学生には「キッズ広場」、中学生になったら「自学SPACE荏原」と、成長段階に応じて子ども・保護者・地域ボランティアが集える場が設けられています。成長しても引き続き、子ども・保護者のニーズに合わせて支援し続けようとする地域の姿が見られました。


今後は、子どもの増加が期待される中で、「お父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃんになったら、遊びの先輩として、当時遊んでいたことを子どもたちに教えてほしい」と語られていました。これからも、地域の自然に触れ、手作りする喜びを知る子どもたちが増えて行くように地道な活動を行う荏原地区を応援したいと思います。